【無計画ヒッチハイク旅 大阪~いわきFCパークまでの道のり】②

 

えー、みなさんこんばんは。

前回の更新から、次の話が気になって、夜も眠れません。どうしたらいいんですか?

というお悩みが僕のもとに多数届いておりますので、二日に一回更新していくという流れで行きます。

 

さあ、今日も何気ない西岡の文章が世界中にいる誰かに届いて、

何か思い当たったり、考えなおしたりする機会になってくれればうれしいなと思います。

では、続きを書いていきましょうか。

 

前回までのあらすじはこちら↓

【無計画ヒッチハイク旅 大阪~いわきFCパークまでの道のり】①

https://nishiokasan.com/athletevalue19

 

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【2018年12月29日】

 

初日から全く上手く進めず、何とか自力で吹田サービスエリアまで、たどり着いた西岡。

時刻は20時過ぎ。あたりが暗くなっていて、漠然と事前知識として、

夜のヒッチハイクはあまりうまくいかない

なんてことを知っていたわけです。

まあ理由としては、周りが暗いので、

・まず存在を認識してもらえない。

・普通に怖い

・強烈に怖い

・圧倒的に怖い、、、etc                まあそんなことですよ。

 

もう移動してる時から考えてたけど、

 

 

あ、これやばいかもしれない

ヒッチハイク失敗という名の

地獄行き超特急ジェットコースター成人男性一名様ご乗車いただきまーす!!

という気持ちになりました。

 

 

あたりを見渡して、止まっている車も少ないし、飲食エリアにいた人も少なかった。

うーん、条件最悪ぅぅぅ。まじやばたん。って感じ。

 

メンタル折られまくりのボキボキポッキー状態の西岡は、とりあえず、最悪の事態を想定し、

飲食エリアに再度入って、従業員の方に確認。

 

僕「あのー、ここって、夜もずっとあいてますか?最悪、ここで寝るってありなんですか?」

 

年末ネガティブキャンペーンセール実施中の西岡は

今日、最悪だーれにも声をかけてもらえなった場合、

寒空の下、野宿をするという最悪の想定の下、この質問をした。

 

従業員さん「あー、一応空いてますけど、従業員もいないし、多分室内でも結構冷えると思いますよ」

 

耐えたあああああああああああああああああああああああ。

なんとか極寒の外で防寒具なしの状態で夜を過ごすことは無さそうやと一安心。

最悪、中におれるんか!これってもし、声かけてもらえんくても、

 

おれってさ、サービスエリアで泊まったことがあるんだよね!てへっ

って自慢できる!という謎のポジティブマインドに。

 

なぜか最悪を想定できたおかげで、再び強靭なメンタルが再構築されました。

さすがおれ。(じぶんでいうな)

 

というわけで、停車場付近の明りのあるところで過去一スマイルで(←ここ重要テスト出るよ)

名古屋って書いた紙を掲げる。これはイケる。謎の高揚感に心を躍らせる西岡。

だが、現実は甘くなかった、、、、、、、、、、、、、、、。

 

 

 

人がいねえええええええええええええええええええええええ!

車がこねえええええええええええええええええええええええ!

 

やっぱ年末だ!さっすが年末!笑

 

10分ぐらいたったのかな?あきらめかけてたその時だった。

折れなかった西岡を見かねた神が救いの手を差し伸べた。そう、運命の瞬間が訪れた。

(↗よくあるテレビの演出いらんねん)

 

?「松本まで行きますけど、乗っていきますか?」

 

僕「え?」

 

きたあああああああああああああああああああああああああああああああああああ。

ぷぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ。

 

えんだあああああああああああああああああああああああああああいやあああああああ

いっつらーびんふぉーーゆうううぅぅぅうぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!!

(そうです、船のやつです。タイタなんたらって映画のエンディング状態)

 

全米が泣いた。もはや全俺が泣いた。

 

ふざけすぎて申し訳ない。

 

声をかけてくれたのは若いお姉さんだった。

 

普通にきれいだ。あれ?これもしかして、、、?

リトル西岡が心の中で大きくガッツポーズした。

 

お姉さん「お母さーん、こっちきてー!」

 

おいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!

あらぬ期待をしたぼくがバカだったし猛省したのを覚えている。

声をかけたほうを見ると、そこには、小さいお子さんを抱っこしたお姉さん(世間的に言うとおばあさん)

ああ、なるほど、母、娘、孫の三世代そろい踏み実家帰省パターンのやつだ。

西岡はその瞬間に察知することができた。

 

よかったら乗ってください!っていわれたので、マジ感謝して乗車する。

乗せてもらって、話を聞くと、旦那さんが兵庫の方で、そっちの実家に帰ってて、これから自分の

実家に帰るそうで、

 

な、なんと、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

松本までかえります。(長野県)だと?

きたあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

一発大逆転。陣地挽回圧倒的サイドチェンジ!

まじでなんだこいつら!最高で最強じゃねえか!

おれにその権限があるとするならば、

今すぐに誰の許可も得ずに、このファミリーを七福神に追加するだろう。

ということで、とりあえず乗りながら話を進めていくことに。

なぜ乗せてくれたのか?という話題になった時に、

今日ちょうど職場で

ヒッチハイク人生で一回はしてみたいんですよねって話になったらしい。

そしたら、吹田SAで、俺を発見したという流れ。

おばあさんは知らない人を乗せるなんて絶対ダメって言ったらしいけど、

娘さん(おれに声をかけてくれた人)が何とか説得してくれたようだ。

 

本当にこんな奇跡は起こると西岡は体験する。

 

そして、いろんな話をした。これから僕がどこに何をしに行くのか。

僕はどんな人間なのか。向こうの家族のみなさんもいろんな話をしてくれた。

そこでも印象的な出来事が。

小さいお子さんがいたので、一緒にじゃれながらいろんな話をするなかで、

兄弟の話に。娘さんがお子さんに言った

娘「でも、○○ちゃんもお姉ちゃんだもんねー!」

孫「そうだよー!いい子にならないと!」

僕「あ、まだ下にお子さんいらっしゃるんですね!」

 

僕は完全にその兵庫の旦那さんの方の家にその子はいるもんだと思って、答えた。

娘「あ、あのー。本当であれば、そうなってたんですけどねー!」

僕「、、、、? え?、、、ん?」

ちょっと沈黙があって、何となくあれっ。たまにある変な感じ。

運転席にいるお母さんが背中で何となく醸し出す雰囲気を僕は感じた。

 

娘「あのー、さっき会ったばかりの西岡さんにこんなことをいうのもどうかと思うんですが、

  、、、、、、、、、流産という形になりまして。ねー、○○ちゃん!」    

僕「そうですか。それはそれは。

  いやこんな僕に話してくれてありがとうございます!」

 

この時、なんて答えるのが正解だったのかなあなんて、いま思う。

もちろん、正解なんてのはないんだけど。

やっぱ人間ってこういうなんか絶妙な話題になった時に、

なんとも言えない瞬間って人生に何度もあると思うんですよね。

自分の持てるすべての経験を持って、

どんな言葉を選んでも、どういう対応をしても、ああってなるあの感じ。

でも僕が発したその言葉をかき消すかのようにお孫さんがこう言いました。

 

孫「そう!今回は会えなかったんだけど、わたしいつでもお姉ちゃんになれるように

  いつも準備してるもん!ね!ママ!」

 

ああ、すごいしっかりしてるなあ。この子は。って感じた。

ほんで、この家族すごいいいなってふわっと思った。

お孫さんのお母さんとして、

変わらない事実と上手く向き合って、きちんと自分の娘に伝えられてるんだなって。

完全に暗い話題だった、あくまでも僕の中では。でも実際は違った。

赤の他人がどうこう言うことではないのはわかっているけども、話を聞いてしまった以上、

何とかしないとって気持ちになる。

もしかすると、そのたかだか4歳か5歳あたりのお孫ちゃんの言葉が無かったら、

車内の空気はもっと難しいものになってたかもしれない。

 

そこで、僕もはっとなって、その先も普通にふざけたり、楽しく話すことができたんですよねえ。

 

と、まじめな話を入れちゃう僕。でも本当に自分に起こるすべてのことからいろんなことを学べるなあ。

としみじみ再確認した瞬間でした。

そして、話は戻ります。

乗せてもらって一時間ぐらいたってお孫ちゃんがトイレに行きたいということで、次のSAでいったん止まることに!

 

母「どうする?松本まで一緒に行く?」

 

僕は考えた。最終目的地の福島県いわき市まで行くのに、初日で長野まで行けたら最高!

普通の人間であれば、このまま、絶対にたどり着ける、

この今乗せてくれている車に乗って松本まで行くことを選ぶはず。

 

僕「いやいろんな人に会いたいし、追い込みたいんでそのSAでおろしてください!」

 

おれのばかあああああああああああああああああああああああああ!

ほんとにバカ。というかアホ。完全にいかれポンチ。

でもなんかここで退路を断つおれかっくいいい。って泥酔してた。

 

まあでも今回の旅の目的はたどり着くことではなくて、

今まで経験したことないことを体験する 

なわけですよ。これはこの判断で正しいはず!

 

母と娘「(苦笑いしながら)なんかそんなこと言うだろうと思ってたよ。笑」

孫ちゃん「えー、お兄ちゃんバイバイなの。やだー!」



くそかわいかった。ごっつい抱きしめたった。よしよしした。かわいかった。

 

ということでお世話になった家族の三人に全力感謝をして、最高のお別れをした。

写真撮るの忘れた。ミスった。でも一生忘れることは無い。

西岡の消えない心のUSBにしっかりと思い出を保存した。←わろた。

 

時刻はもう、21時を過ぎていた。

さあ、ここから再スタートや。

大津SAというところで結構おおきくて、人も多かったので、なんとかなりそうだなと直感的に思っていた。

 

トイレで小を全出しして、ぼくは、ロータリー部分にたつ。

今日は名古屋くらいまで行けたらいいなあ。ほんで明日、名古屋観光でもしよと思っていた。

 

名古屋と書いた紙を掲げて10秒。

すると遠目から

謎の男「兄ちゃんのってくかーーーー!」

 

きたああああああああ。神降臨。

しかもはえええ。マリカーのスター状態。

遠目から大きい野太い声で聞こえてきた、車が徐々に近づいてくる。

深めのニット帽をかぶった男性。

あれ、ちょっと外装も降る目で、汚い車で作業車っぽいなあ。

 

これおれ乗っちゃって大丈夫か?

 

謎の男「四日市まで行くけど、乗る?」

地理感覚の無い僕「名古屋まで近いっすか?」

謎の男「電車で30分でいけるよー」

 

正直、怪しさ満点やったけど、危ない目にあうかもせんけど、こんなタイミングええのんないぞ!

 

僕「ぜひお願いします!!!!!」

 

これが背水の陣だ!どや!

僕は何も考えず、扉を開けて乗り込んでしまった。

 

さあ、この先どうなってしまうのか。西岡の旅は続いていく。

 

またもや続きが気になるところでおしまい。

次の更新をお楽しみに。では、また!

 

続きはこちらから↓

【無計画ヒッチハイク旅 大阪~いわきFCパークまでの道のり】③

Do action! Going my way!   西岡大志

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